こんにちは。
今回はGマークについてお話したいと思います。
Gマークとは?
Gマークとは、全日本トラック協会が平成15年からスタートさせた認定制度で、主な目的としては安全性の高い優良事業所の評価、認定をすることによって、利用者がより安全な事業所を選びやすくするためのものです。
また、Gマーク認定を取得した事業所には以下のメリットを得られることができます。
- IT点呼導入
- 補助・助成の優遇
- 違反点数消去
- 損害保険料の割引
- 取得事業所が公表される
現在、H31年3月末時点で、25,343事業所が取得していますが、認定事業所は毎年増加しているものの、全事業所で見ると29.6%の取得率ですから、まだまだ取得する価値は大いにあります。
Gマーク申請に必要な条件は?
Gマーク認定の申請にあたっては、次ぎの条件が必要になります。
- 事業を開始してから3年を経過していること。
- 事業用車両が5両以上あること。
- 虚偽の申請、その他不正申請によって申請却下または評価の取り消しを受けた事業所にあっては、却下又は取消に係る申請年度から2事業年度を経過していること。
不正申請によって認定取り消しを受けた事業所は、取り消し後2年を経過していること。 - 認定証、認定マーク及び認定ステッカーの偽造もしくは変造又は不正な使用により是正勧告を受けた事業素は、是正勧告の履行状況が確認され、及び偽変造等に係る認定証の提出を受けた日後3年を経過していること。
また、申請基準日は毎年7月1日~7月中旬となりますが、私の扱った事例で、前月末に自動車事故報告規則2条に規定する人身事故が発生したことがあり、実況見分が終わらないうちにGマーク申請日が過ぎてしまうという案件がありました。
この場合、実況見分が終了して第一当事者事故か第二当事者事故かを待つ必要がありました。(第一当事者事故の場合、-20点減)
まず申請をして、実況見分の結果次第でそのまま申請を通すか、それとも申請の取り下げをするかを決めればOKです。
MEMO
事例では、実況見分の結果が第2当事者事故であったため、無事にGマーク認定が通りました。
したがって、まずは諦めずに申請に取り組むことが大事です。