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トラックの3ヵ月点検の点検項目

近年、未実施に対してすっかり厳しくなったトラックの3ヵ月点検ですが、トラックの故障は事故に結びつきやすかったり、未実施に対する行政処分、配送中に故障して到着が遅れ荷主等から信頼を失うなど、リスクが高いですよね。

 

12ヵ月点検については事業用トラックは車検がほとんど1年に1回行われ、その際に点検も行いますのであまり漏れはありませんが、3ヵ月点検は自発的に行わなければならないため、意外と未実施の事業所もまだ多いと思います。

 

そんな3ヵ月点検ですが、点検項目が定められており、どの項目も故障するとリスクの高い部分になります。

 

項目は以下の通りです。

トラック3ヵ月点検の項目

かじ取り装置

  • ロッド、アーム類の緩み、がた、損傷(条件によって省略可)
  • ナックル連結部のがた(条件によって省略可)、かじ取り車輪のホイール・アライメント
  • パワー・ステアリング装置ベルトの緩み、損傷
  • パワー・ステアリング装置の油漏れおよび油量(条件によって省略可)

 

制動装置

  • ブレーキペダルの遊び、踏み込んだときの床板との隙間
  • ブレーキの効き
  • 駐車ブレーキ機構、引きしろ
  • 駐車ブレーキの効き
  • ホースとパイプの漏れ、損傷、取り付け状態
  • リザーバータンクの液量
  • ブレーキチャンバのロッドのストローク
  • ドラムとライニング間の隙間
  • ブレーキシューの摺動部、ライニングの摩耗状態(条件によって省略可)
  • ディスクとパッド間の隙間(条件によって省略可)
  • パッドの摩耗状態
  • センターブレーキドラムの取り付けの緩み具合
  • センターブレーキドラムとライニング間の隙間

 

走行装置

  • タイヤの状態(条件により省略可)、空気圧、亀裂、損傷、溝の深さ、摩耗状態
  • ホイールナット、ホイールボルトの緩み
  • フロントホイールベアリングのがた(条件により省略可)

 

緩衝装置

  • リーフサスペンションのスプリングの損傷具合
  • エアーサスペンションのエア漏れ
  • エアーサスペンションのベローズの損傷具合(条件により省略可)
  • エアーサスペンションの取付・連結部分の緩みや損傷具合
  • ショックアブソーバの油漏れ、損傷具合

 

動力伝達装置

  • クラッチペダルの遊び、切れた時の床板との隙間
  • クラッチ作用
  • クラッチの液量
  • トランスミッション、トランスファの油漏れや液量
  • プロペラシャフト、ドライブシャフト連結部の緩み
  • デファレンシャルの油漏れや液量

 

電気装置

  • 点火プラグの状態(条件により省略可)
  • 点火時期
  • バッテリーのターミナル部分の接続状態
  • 電気配線部分の緩みや損傷具合

 

原動機

  • エアークリーナーエレメントの状態(条件により省略可)
  • 低速、加速の状態
  • 排気の状態
  • 潤滑装置の油漏れ
  • 燃料装置の燃料漏れ
  • 冷却装置ファンベルトの緩みや損傷具合

 

エグゾースト・パイプ、マフラー

  • 取り付けの緩みや損傷具合(条件により省略可)

 

エアーコンプレッサー

  • エアタンクの凝水

 

高圧ガスを燃料とする場合の燃料装置

  • 導管、継手部分のガス漏れや損傷具合

 

車枠、車体

  • 非常口の扉
  • 車枠、車体の緩みや損傷具合

 

その他

  • シャーシ各部の給油油状態

 

また、スペアタイヤが脱落による死亡事故等の影響で、平成30年10月1日からスペアタイヤ取付装置、緩みや損傷等と、ツールボックスの点検が3ヶ月点検項目に追加されます。

 

日々、トラックは長距離走行しますからその分故障も多くなり、点検すべき個所は多いに越したことはないでしょう。

また、分解整備も必要になることもありますので、やはり整備工場に依頼する等しっかりした対応をするのが良いと思います。

 

よくある不具合としてはタイヤの摩耗やクラッチ調整等がありますが、マフラー清掃などは点検項目にないため、走行していて気になる部分があれば業者にあらかじめ伝えて点検してもらいましょう。

 

点検後は、点検整備記録簿の1年間保存が義務付けられていますので、原本を車両に入れ、写しを必ず車両ごとに点検整備記録簿を管理しておかなければなりません。

まとめ

つい忘れがち+手を抜きがちになりやすいトラックの3ヵ月点検ですが、未実施のリスクは非常に高いです。

 

また、3ヵ月点検を実施していないと取得できない認証等も出てくるため、点検費用がかかったり、稼働が一時ストップするなど目先の利益よりもデメリットのほうが確実に大きいと思います。

 

今後も厳しくなっていくことが予想される運送業界で勝ち残っていくために是非実施していきましょう。

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