こんにちは。
今回は運行管理者資格についてお話したいと思います。
運行管理者資格って?
運行管理者資格は国家資格であり、運送事業を行うにあたって、新規営業許可申請時から途切れることなく必置していなければならない資格です。
貨物・旅客の2種類があり、車両数によって運行管理者を配置する必要人数が決められています。
~30台未満 | 1名 |
30台~60台未満 | 2名 |
60台~90台未満 | 3名 |
90両以上 | 営業所の配置車両数(被けん引車を除く)÷30(小数点は切り捨て)+1 |
貸切バスは39両未満に2名、以降20両ごとに運行管理者1名必要です
あくまで必置人数であり、仕事内容や退職者等を考えても、それより多いに越したことはありません。
運行管理者の仕事内容は?
運行管理者の仕事内容はざっと
- 休憩、仮眠施設の適切な管理
- 労働時間に配慮して配車を組み、指示書を作成する
- 点呼を行い酒気帯び、疾病疲労等の状況を確認、その記録を保管する
- 乗務員の健康管理に配慮する
- 乗務員に対する監督、指導を行い、記録を保管する
- 運行指示書や運転者台帳を作成する
- 事業者に対し、必要な助言を行う
等があります。
また、上記以外にも事故処理やその他の書類作成等なども行うことがあります。
運行管理者の取得方法は?
主に二通りがあります
- 毎年2回行われる運行管理者試験に合格すること
- 補助者として実務経験5年を積み、基礎講習1回+一般講習4回の計5回を受けていること
貸切バスについては試験合格だけが取得条件です
運行管理者試験を受ける場合ですが、運行の管理実務に一年以上携わるか、基礎講習(16時間)を受けて修了する二通りが受験資格となっていますが、ほとんどは基礎講習を受けて受験資格を得るのが一般的です。
実務経験5年のコースは、補助者として選任し、講習を1年度に1回ずつ受けることで取得できます。
講習は1年度に複数回受けても1回としかカウントされません
個人的なお勧めは、最短で取得できる基礎講習を受けて受験資格を得たのちに運行管理者試験を受験するコースだと思います。
年々難易度は上がっていますが、経験則ですと国家試験には過去問を繰り返す勉強だけで合格点に届く試験と、過去問を繰り返し解く+αで未知の問題の対策で合格点に届くものがありますが、運行管理者試験は過去問の繰り返しで十分合格点を上回る試験です。
日々の業務をこなしながらの勉強は大変ですが、ネットで過去問が公表されているのでスマホ等で隙間時間にコツコツ頑張りましょう!